あーととりっぷ

美雑貨とサステイナブルな日用品・アートスポットの記録

日々の生活と人生に変化をもたらす記録術

 

バレットジャーナルの世界

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 「美」というのは、普段何気なく過ぎて行く暮らしの中に実は隠れていたりする小さなもの、どんなものにでも必ず宿っているとされるものの、日々の生活に追われていると見失いがちでつい無機質で安い単価のもので短期的にすませようとしてしまいます。

 

 しかし自分の心に残りやすいものや長く使えるものは、使いこまれていて古く多少使いずらくとも、丁寧で選び抜かれた手作業もしくはしっかりとした品質に裏付けられたもの、長期的に自分の五感ややる気を刺激してくれるもの、できる限り使ったり眺めたりしていて心地の良いものを選んでいきたいものです。

 

 昨年度末から今年度の初めにかけ、自分のスケジュールやタスクを箇条書きにし思考を整理してゆくノート術「バレット・ジャーナル」がインスタグラムやSNSでブームとなりました。

 

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シンプルで機能的なスケジュール管理と整理の仕方から、コラージュやスタンプ、自作のイラストをシールにして貼るなど、オリジナルのジャーナル制作自体を趣味や仕事にし、手書きのデザインやアートを楽しむ人達も増えてきています。

 

 ジャーナルは趣味や家事、日々の出来事とスケジュール、タスクを全て書き出すというのがポイントで、海外では2017年頃からブームになっています。

 

このジャーナルの効果はどこかTo doリストとも似ていて、今直ぐにやるべきことが明確になり記憶にも残りやすく、確実に行動を起こしやすくなるというものです。

 

 ライダー・キャロル ( デジタルプロダクトデザイナー )

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バレットジャーナルは、アメリカのデジタルプロダクトデザイナーであるライダー・キャロル氏が考案したノート術。

 

キャロル氏自身が発達障害(ADHD)で周りの人々との差に苦しんでいため、いったん頭の中を整理し、意味のあることのみに集中するため要点をノートに書き出していたそうです。

 

本来自分が立てた日々の計画や人生の目標というのがあっても、仕事の変更や周りの環境の変化、人間の都合によって変更されることが多く、自分の時間というのは翻弄されがちです。

 

そこで予定を改めて見直し、優先順位を決めることで自分にとって本当に大切なことと向き合う時間をつくっていくというのがこのバレットジャーナルの特徴です。

 

 

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  カリグラフィーの世界

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デジタル化により学習や仕事の効率も上がり、映像や音、デザインやITの分野も目まぐるしく移り変わると同時に、様々なスキルが求められるようになりました。

 

便利になった反面来る日も来る日もデジタル漬けになり、疲労やストレスなども次第に増してきます。

 

キーボードで打ち出す手軽で最速な文字とは違い、カリグラフィーや習字には1文字ごとにそれぞれの文字や形、大きさやバランスと向き合っていく集中力が必要です。

 

それにカリグラフィーや習字には、ペンや筆から生み出される美しい曲線美、はらいや止めなどの規則性も存在します。

 

ヴェロニカ・ハリム ( カリグラファー&デザイナー )

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オーストラリア・メルボルンのスインバン大学でグラフィックデザインを学んだインドネシアジャカルタ出身のヴェロニカ・ハリムは、手書き文字の美しさに魅了された女性のうちの1人です。

 

彼女は大学卒業後、仕事をしながらカリグラフィーを学び、モダンからクラシックスタイルまで実に様々なレタースタイルを習得しています。

 

彼女が織りなす流れるような美しい書体と、自然界の色や動植物をモチーフにしたモノグラムやスケッチ、カードやエンベロップやラベリングはどれもユニーク。

 

それは自然との対話や、彼女自身から湧き出るエネルギーや気の流れをそのまま見ているような雰囲気です。

 

彼女自身カリグラフィーに没頭している最中は、森の中にいるような静けさが訪れ瞑想をしているような感覚になるといいます。

 

それがインスピレーションとなり指先から文字のアイディアが溢れてくるそうです。

 

 

 

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記録や記憶力を後押しする文房具メーカー

▫️ LAMY

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「LAMY」はドイツのハイデルベルグ生まれの筆記具ブランド、ミニマルで余分なものがなくスタイリッシュなデザインが特徴です。

 

グリップ部分にくぼみがあるため使い心地がよく安定感があり疲れにくいので、オフィスでの作業や長時間の勉強に向いています。

 

ラミーの商品には目的や用途に応じたシリーズものも多く、使い勝手が良いためファンやリピーターの多いブランドです。また世界的アーティストとのコラボレーションも行なっていたり限定色なども用意されています。

 

手にした途端、バウハウス提唱の機能美やフォルム、ボディーのもつ魅力を余すところなく体感します。

 

 

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▫️Rubinato

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世界14カ国で製造と販売が行われている、フランチェスコ・ルビナート社のシーリングスタンプは木製のハンドルと金属スタンプにアルファベットが付けられています。

 

このブランドは1958年にイタリアの北東部に位置するトレヴィーゾで、インクや万年筆の製造販売を行う店として創業したのが始まりです。

 

ルビナートのシーリングハンドルには、木製のものと様々なタイプのヴェネツィアングラスが用意されているのが特徴です。

 

またガラスペンとセットになったシーリングスタンプやシーリングワックスとのセットもあるため誰でも比較的気軽にシーリングを使うことができます。

 

2、3回ほどまわしてハンドルの先端に取り付ける金属スタンプに使用されるモチーフは、イニシャルやアルファベットなどのタイポグラフィが定番ですが、紋章やシンボル、動植物や星など沢山ある中から自分で希望のモチーフを指定し注文することも可能です。

 

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シーリングスタンプの使用方法はまず、金槌などを使ってワックスを砕きます。1本のワックスからは10枚ほどのシールが作れます。

 

次にシーリングスタンプ専用のスプーンを用意し、砕いたワックスをスプーンの中に入れた後ローソクの火にかざしてワックスを溶かしていきます。( スプーンに1度入れたワックスは固まってとれなくなります )

 

ワックスが溶けたら、封筒やレターセットなど用意しておいたものやスタンプを押したい場所の上に流します。流したら固まらないうちにすぐシーリングハンドルを使いスタンプを押します。

 

押した後ワックスが少し冷めて固まったように感じたら、そっとスタンプを離して完成です。イニシャルやモチーフは型によって1ミリか2ミリほど浮き出ているので、モチーフが目立つよう、浮き出ている面にゴールドやシルバーなどの色をのせてあげる事も可能です。

 

 

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▫️herbin

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1670年にパリで誕生した、インクとシーリングワックスの老舗ブランド「herbin」は、船乗りであった J.エルバンがたまたまインドで見つけた材料がのちにシーリングワックスの質を高めることとなり王室ご用達、封蝋の習慣も国民の間で流行することとなりました。

 

エルバンを代表するカラーであるヴィオレパンセは、自然界の豊かな色彩に着目した「すみれ」から生まれた濃い紫色、1966年までフランス全土の小学校で指定色として使われていた色だそうです。

 

高級香水瓶の中に入れられたインクには星が輝く夏の夜空や、旅の途中海に現れる嵐の前の雲をイメージしたカラーが多く取り揃えられているのが特徴です。

 

古くからの格式ある伝統とこだわり、インクの色に秘められたストーリーを感じさせてくれるようなブランドです。

 

 

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 ▫️Itoya 

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東京都の銀座に本店を構える1904年(明治)創業の「Itoya」では、伊東屋の限定インクや万年筆がずらりと並べられた「インク沼」が1月28日まで開催されていました。

 

2019年の夏頃からアナログであるはずの万年筆が再び流行し始め、改めてそれらの良さが伊東屋からも発信されることとなりました。

 

その背景にはどうやらデジタルの文面では伝えきれない感謝やお詫び、招待などを文面で紙に描いたり表現したりすることで、相手に気持ちが伝えやすいといった理由があるようです。

 

ペンやマーカー、万年筆で毎日のスケジュールやタスク管理などの記録をし、気づきや要点をメモとして書き記しておくことで学習の管理も容易になります。

 

しかし他の方と上手く関係性を築いていくうえでもやはり手書きの文面や手紙などの文房具もパートナーとして欠かすことができません。

 

 

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